人気を集めるマイラプソディの実力は確か。
過去このレースで人気を集めながらも裏切った馬の傾向を見ると、スピード競馬への対応が出来なかった点が浮かび上がってくる。
厳しいペースでも真価を発揮した前走、時計勝負を克服した前々走。マイラプソディの不安点は現時点ではなし、そこが過去の人気馬と違う。
あえて隙を伺うなら、ここがあくまで試走だという点。賞金加算目論む陣営とは本気度が違う点を考慮するならば、仕上がりに甘さあっても驚けない。
加えて、クラシックディスタンスでも走れそうなゆったりしたタイプ。
スピード問われるこの舞台で隙があるとしたらここ。
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共同通信杯最終結論◎ダーリントンホール
前年、ダノンキングリーがアドマイヤマーズとマッチレースを繰り広げた。
二頭はマイルでの実績を持ち、離れた三着のクラージュゲリエは中距離志向というタイプだった。
厳しいペースを経験してきた二頭と、ゆったりしたペースを経験してきた一頭で明確に着差が出たのがこのレースの本質を表している。
改めて、マイラプソディとクラージュゲリエと比較。
最高速度が後半58秒台、前半はゆったりとしたクラージュゲリエ。一方で57秒台をあっさりと出し、前半時計も61秒台で推移できるマイラプソディ。京都2歳Sの走破時計の比較上でもレベルが違う≒マイラプソディのレベルが高いことを見れば、凡走は考えにくいとするのが妥当か。
GⅠクラスに近い走りを見せ、2着馬も重賞クラスの走りを見せたレースだっただけにこれは評価せざるを得ないだろう。
ただし、前述の通り“隙”がないわけではあるまい。
その隙をつくとすれば、追走時計がマイラプソディよりも速いことは必須条件。
中距離もこなせる、追走時計が速いという点を考慮すればダーリントンホールが浮かび上がる。
ダーリントンホールはここ二走でペース的に恵まれていない。
前走にしても前半36.5-後半35.8という時計構成でレースそのものは35.7-36.1と前傾気味。
前々走の札幌2歳Sでは先行馬として唯一馬券圏内、自身36.5-37.5というペースで中で3着ならば見直す価値あり。
新馬戦で見せた快勝劇からペースは落ち着き気味が理想。加えて広いコースが理想と見た。
初戦で1000M59秒台の時計勝負を制した実績から考えるに、1F短縮は理想的。
1分49秒台の時計を昨年夏に叩き出した点を考慮すれば理想はやはりこの舞台と距離。
イーブンペースでも崩れない戦績から考慮して安定感抜群。前走は自身59秒台の追走時計、それも2000Mの舞台ということであれば大いに評価できる。
今回は距離短縮。人気が集中するマイラプソディは後方待機でペースは落ち着くと想定。
それならば、前走厳しいペースで経験積んだダーリントンホールの一発に期待したい。
適距離、敵舞台に戻って改めて見直し。ペースは新馬戦の好時計勝ちからまだまだ見限れない。
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