フィエールマンの連覇、ユーキャンスマイルの雪辱、キセキの巻き返し…様々なストーリーが描かれそうな今年の天皇賞・春。
大一番に向けて、ローテーションは様々。異例のローテーションで臨むフィエールマンの連覇に疑いの目を向けながら、その他の人気馬にもマイナスポイントをフォーカス。
様々なデータを考慮して結論を締めくくりたい。
その最重要データは勿論、時計。この時計を中心に予想を展開していく。
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天皇賞・春 最終結論◎ミッキースワロー
前年の覇者フィエールマンは有馬記念という異例ローテ。間隔をあけたほうが良いタイプとはいえ、約半年というブランクに加えて乱ペース有馬記念を走り切った体内時計が相当に心配だ。
有馬記念の後、遅いペースに対応苦しんだキセキを見るにやはり一戦挟むべきだったのではないかと考える。昨年、AJCCで理想的な時計で走って最高の形で臨んだ天皇賞・春とは少し事情が違う。
フィエールマンの連覇阻むと予想する。
本命はミッキースワロー。今年の日経賞の勝ち馬が堂々この天皇賞・春で主役に躍り出ると予想した。
天皇賞・春のレースの特徴は長距離ながらも前半時計が速く、後半時計も速い。高速馬場への適性といえば一言で済むが、前半時計の速さに注目がいく。
前半速いペースに如何に対応するか、そこから中盤のペースが緩み、後半5F一気のロングスパート戦という構成の天皇賞・春。
主要な前哨戦、阪神大賞典と日経賞を分析する中で最もこの本番に近いレースをしたのがミッキースワローが勝った日経賞だと考えた。
今年の日経賞の時計構成は前半5F61.9、後半5F59.7。
過去日経賞→天皇賞・春で好走した例は以下の通り。
・フェノーメノ 61.3-59.3
・アルナスライン 60.2-59.0
中々直結しない中山2500Mのこの前哨戦だが、前半時計が速い構成になれば本番でも見事に連対することと証明されている。
今年のミッキースワローの時計も馬場差を考慮すれば連対した二頭と近い時計構成になると考える。
行き脚の付かない馬が前哨戦で2200Mを使ってこの天皇賞・春で結果を残すパターンも多く、今年初戦でAJCCを使ってきた点も追い風。
かつてはゴールドシップ、ジャガーメイル、トーセンラーといった馬が一戦2200Mを挟んで天皇賞・春で結果を残している点を考慮すればこれはプラス材料。
今年はこのレースに全力投球といった形でローテーションを考えていた陣営、過去の前例から言えば満点とも言える臨戦過程のはず。
『GⅠには縁がない』といった見方もあるだろうが、そもそもGⅠ出走経験が少ない。
固定観念的に通用しないとは思えない前走内容、計算された今年のローテーションから言えば通用する材料はいくらでもある。
長距離戦という得意な条件で行われる点、高速馬場で行われるという点がこの馬の好走を後押しすると考えた。
本命はミッキースワロー。経験積んだ伏兵が堂々表舞台で花開く。
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