中京1200Mで開催される高松宮記念。
GⅠでは史上初の無観客開催となる今年の高松宮記念だが、予想方法は変わらない。
ノーザンFの力増す昨今の日本競馬界。有力馬がダブつき、忖度ローテからここに参戦する馬たちが増えた点も見逃せない。
ハイレベルなレースを繰り広げてきた他路線組の適性を顧みながら予想を構築していく。
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高松宮記念最終結論◎ダノンスマッシュ
前年大荒れ演出。超万馬券が飛び出た当レースだが、去年は去年。
有力各馬が外枠、適性なしといった具合の話のメンバーであれば大波乱も避けられぬ。
今年、高松宮記念に出走するメンバーのレベルは非常に高いと見る。
阪神Ｃを1:19.4の時計で圧勝したグランアレグリア、前年のスプリント王者タワーオブロンドン。
それに前哨戦オーシャンＳ快勝のダノンスマッシュを加えて三強を形成した今年は穴馬に付け入る余地はどちらかと言えば少ないと考える。
可能性があるとすればこの道悪で三強の内、どの馬かが適性面で劣る結果になるのではといったところだろう。
馬場が悪くなれば表面上の問題以上に時計面が大きく変わる点が見逃せない。
通常よりも遅い時計=前半ペースに狂いが生じて、後半の時計が落ちる。消耗戦に近い時計構成で行われる点を道悪で考慮しておきたい。
三強の中で最もキレイな馬場で走りたいと願っていたのはグランアレグリア。
消耗戦で敗れた朝日杯ＦＳ、NHKマイルCといったレースを振り返るにやはり出来るだけスピードを活かせる、後半瞬発力勝負のレースが希望のはず。
前走の超ハイレベルな走りをもって、どこまで今の馬場へ立ち向かえるかがポイント。
無論、強いことは強い。近年でも特筆すべきレベルの馬の参戦と言えるはず。
前走完勝ダノンスマッシュにとってはこの馬場悪化はむしろ追い風。
厳しいペースを刻んで差し切った昨年のキーンランドＣ優勝。前半33秒台、後半34秒台の時計構成のオーシャンＳを快勝した実績から恐らく消耗戦に強いスプリンターなのだと推察。
モズスーパーフレアがスプリンターズＳで刻んだ 32.8-34.3 のペースを自身33.5-33.7で展開。
モズスーパーフレアが刻んだペースに無理についていかず、タワーオブロンドンに時計勝負の差し脚比べで敗れはしたが、時計が掛かる馬場での力関係はキーンランドＣ、オーシャンＳで見せた通り。
今年もモズスーパーフレアが逃げる。抑える競馬はしないし、ただでは逃がさない先行勢ズラリ。
消耗戦想定で、台頭するのはやはり根っからのスプリンターと予想。無冠ダノンスマッシュの初戴冠期待したい。
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