【シルクロードステークス2020予想】一番人気想定モズスーパーフレア陣営の意図を読み取れ！～データから読み取れる傾向

今週日曜日京都で開催されるGⅢシルクロードＳ。

馬場が重たい京都への適性、独特な京都スプリントの特性を考慮しながら予想を進めなければいけない。

何よりこの時期は陣営の意図、馬の状態をしっかり見極めてからジャッジする必要性がある。

その点に関する言及を含めて、陣営の意図を探っていきたい。

シルクロードＳの本命予定馬は…

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前走はペースが合わずに惜敗。この距離で改めて安定感のある走りを見せているだけに、展開一つで馬券圏内。

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一番人気想定モズスーパーフレア参戦の経緯は？

昨年のスプリンターズＳ３着。オーシャンＳ優勝と中山に良績残すモズスーパーフレアがシルクロードＳを参戦。

その反面、京都実績に乏しくスプリンターズＳ直後に出走した京阪杯では惨敗を喫した。

比較優位の原則から言えばオーシャンＳ＞シルクロードＳという話だが、目先の賞金を獲得する可能性が高いオーシャンＳを捨ててまでこのシルクロードＳに参戦したのか？

前年の高松宮記念で人気を裏切った際に音無調教師は、“仕上がりの問題”に言及した。

レース前の当週追い切りで坂路49秒台という時計で自己ベストを叩き出したにも関わらず、音無調教師はその出来に不満をあげていた。

問題視していたのはオーシャンＳから高松宮記念からのレース間隔。

3月第一週に行われるオーシャンＳから四週に行われる高松宮記念まで前年は中20日程度。

当週、一週間前としっかり時計を出して好走演じる音無師の調教手法から言えば、この詰まったローテーションは凡そ好ましくない。前年の高松宮記念の当週49秒台の坂路時計は言ってしまえば、この週にしか時計を出せなかったというもので、もう一本欲しかったというものだろう。

スプリンターズＳ、オーシャンＳと前半からビュンビュン飛ばして結果を残してきた馬。

それだけに前走京阪杯はレースを引っ張りながらも34.2-34.6という流れでライトオンキューの末脚に屈して８着に敗れた。持ち味は後続の末脚を削ぐほどの前傾ラップ。

最後のラップが急激に落ち込むタイムのレースが得意なこの馬にとって、京阪杯ラスト２Ｆ11.4 – 11.9は差し馬に余力を残させる騎乗で不完全燃焼の印象を与えさせた。

惨敗した京都、それも相性の悪い舞台とも言える中でのシルクロードＳの参戦は、陣営の中で勝算なしでのものとは思えない。

ジョッキーのミスには相当厳しい音無調教師だけに、前走の内容は相当な不満を持っているはず。

それだけに、上手く乗れば十分勝負になると計算しての参戦と見た。

最終ジャッジは調教過程を見て総合的に判断へ。

データをマクロで見てレースの本質を考える。これがデータ競馬の基本。

過去10年の傾向で見るにトップを誇るフジキセキ、続いてダンスディレクターで２勝したアルデバラン。好成績を誇るアドマイヤムーンが続く。

ミスタープロスペクターを基調とした血統構成の馬の好走が目立つ半面、欧州の中でもフランス・ドイツといった血を持つサンデーサイレンス系の好走が目立っている。

東京マイルが得意なサンデーサイレンス系統の二頭はこの舞台に適性があり。機動力、ポジショニングに秀でたフジキセキの産駒が好走を演じる舞台という点では、京都と東京に親和性がある。

前走、京阪杯組がやはり成績良し。以外にも数の割には勝ち切れないのが淀単距離Ｓ。

頭を取るにはやはり格が物を言う？