データアナリティクス予想を振り返って~【シンザン記念2020予想】

2020年競馬予想データ

昨年12月に当ブログで予想を公開してから◎成績は(2.3.0.1)。

チャンピオンズC◎ゴールドドリーム…2着

阪神JF◎レシステンシア…1着

朝日杯FS◎ビアンフェ…7着

有馬記念◎サートゥルナーリア…2着

ホープフルS◎ヴェルトライゼンデ…2着

京都金杯◎サウンドキアラ…1着

先週の◎サウンドキアラ、阪神JFでは一着にきた◎レシステンシアが単勝1,120円の配当を生み、単勝回収率は元より複勝回収率プラス。

当ブログでは短期的な成功も当然目的としているし、長期的な成功も目的としている。

『本物』の予想家であれば、短期長期問わずに結果が出せると考えているために現時点での成果を取り上げた。無論これは単月だけの数字であり、サンプル数も少ないことから殊更に鼻高々に語るわけにもいくまい。

これが十二か月続けばようやく周囲から本物と認識されるのは十二分に理解はしているが、一応の成功体験として読者に予想手法を紹介しておきたい。

データアナリティクスは単なる数字の羅列ではない

この予想手法は、基本的に視覚に頼らないものであり個人の主観を極力排除したものであることは留意していただきたい。

企業が意思決定をしていくさ中で、もっとも問われるのは客観的視点。

その客観的視点を示すのが“数字”であるという点から、当ブログでは数字を大きく重視している。

数字の重要性に関しては多くの競馬ブロガーが当然のように認識しているが、みながみな深い洞察を有してその数字と向かい合っているというわけでもない。

例えば、前走上がり3F32秒という数字を出した馬がいたとすればどう感じるだろうか?

字面上で32秒台は速い、と評価する人もいるだろうが、相対的に見て32秒台は価値がないと評価する人もいるはずだ。

前者に関して言えば、自身の経験則から早々お目にかかれないという希少性により32秒台というは上がりは速いという位置付けで評価しているに過ぎない。これは自身の主観であり、瞬時に出した答えで厳しい言い方をすれば短絡的なものだと言える。

後者に関しては、他の馬が32秒台を出しているからそのレースにおけるその馬の希少性を感じてはいないので評価をできないということだろう。

後者は前者よりも一歩進んだ時計論だとも言えるが、これではまだ予想手法としてはまだ甘い。

これは競馬予想を長くやっていれば、それだけでは勝つのが難しいということを理解しているからこそあえて厳しい言葉で評した。

データアナリティクスでは過去と向き合うことが大切

当ブログの予想手法は、過去のレースと比較してレースレベルはどうだったか。32秒台の価値は過去のケーススタディと比較してどれほど高いのか。レースペースはどうだったか、芝の状態が与える時計への影響はどうだったか…それらを考慮して、総合的に時計の価値を決定する。

『上がり32秒台』という材料が与えられたとき、その予想ロジックは人それぞれ。

しかしながら、当ブログでは上がり32秒台という材料を使って様々な工程を経て総合的に判断できる材料へと変えてから予想を展開している。

長年にわたる研究の成果は、データの選別とデータの加工により最適な答えを導き出すことにある。

そのレースで最も価値の高いデータを作り出し、そこからデータを選別していくことこそ、『データアナリティクス』に他ならない。

データそのものは、最初から価値があるわけではなく、与えられた素材を価値あるものに変えていく技術が必要だということ。当ブログの最大の武器はデータ加工の技術とその判断力他ならない。

『勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし』

競馬で勝つためには、◎の精度を高める他ない。

加えて、一番人気を避けて期待値込みで人気馬を選定する技術が必要となってくる。

競走馬の本質は走るレースによって現れていく。その現れた本質と向き合いながら人気馬をジャッジしていくことが◎の精度を高める。

危ない一番人気、信頼できる一番人気のジャッジは感覚的なのものではなく、定量的に行わなければ長期的に成功を収めるのは難しい。

かつてヤクルトを率いていた野村監督『勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし』という名言を残したが、まさにその通り。

まぐれで勝つことそのものには全く意味がなく、それそのものは中長期的な視点での予想戦略に則らず、そういった勝ち方では競馬予想で勝ち続けることは非常に難しいと言わざるを得ない。

そのために『何故成功したのか』という定量的な分析が必要であり、定性的な予想の弱さを指摘したい。

後から振り返った時に、何故勝てたのか、何故負けたのかを説明できなければその予想に価値がない。中長期的視野に立たない予想はロジックがないから負けるのは必然だということ。

データアナリティクスの強みは、『なぜその馬に◎を打ったのか』というロジックを構築できるし蓄積できる点。

その蓄積が『ノウハウ』となり、中長期的視点で競馬予想に勝つ方法を見つけ出すのだと考えている。

まだまだ語りつくせない内容もあるが、それはまた後編にて。

具体的にデータをどう加工しているのかまだは述べていないので、次回は具体的な言及を行いたい。

シンザン記念2019予想…注目馬は?


中央競馬ランキング

↑シンザン記念の注目馬はこちら

前走内容が素晴らしい。重賞クラスの力はあり、ここでも好勝負可能。

ルーツドールという強い馬はいるが何とか対抗したい。

シンザン記念は思い入れがあるレース。毎年好相性を誇る当レースだけに今週は予想に力が入る。

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Author
一ノ瀬

競馬データアナリスト。
『時代は変わる』AI、新技術の到来で競馬予想は大きく変わる。
本業で財務、統計分析、データ分析等の業務に従事した経験を活かし、データアナライズの技術を競馬に応用。
競馬予想をデジタル化し、可視化させることでブレがない予想を提供する。競馬で勝つための鉄則は、『自分を信じること』。積み上げたプロセス、努力に嘘はない。

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