本記事では高松宮記念主要前哨戦を分析していきたい。
京都開催のシルクロードS、阪神開催の阪急杯、中山開催のオーシャンS。
この前哨戦の傾向をデータから紐解き、本番高松宮記念へ繋がるレース、馬を見つけ出したい。
中央競馬ランキング
↑高松宮記念の穴馬は…馬名はブログランキングに掲載中。
【高松宮記念2020予想】前哨戦データ分析
前走レース名 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
阪急杯 | 3- 4- 2-38/47 | 6.4% | 14.9% | 19.1% |
オーシャンS | 3- 2- 4-62/71 | 4.2% | 7.0% | 12.7% |
シルクロードS | 3- 2- 3-18/26 | 11.5% | 19.2% | 30.8% |
近年、トップクラスの成績を残しているのはシルクロードS。
京都→中京という競馬場同士の親和性、激しい消耗戦になり辛い競馬場故に適性が通じやすいのだろうか。逆にラスト1Fガクッと落ち込む中山開催のオーシャンSでは若干成績を落とす。
消耗戦になりやすい?オーシャンSがイマイチ本番に繋がらない理由
例年、前半時計33秒台前半で後半は35秒台という時計構成で逃げ・先行馬が上がり下位でも上位に食い込める消耗戦がオーシャンSの基本路線。
高松宮記念は好位・中団よりつけた上がり上位陣が台頭するレースだけに、厳しい消耗戦となるオーシャンSとは問われるものが違う。
昨年人気で大敗したモズスーパーフレアは前哨戦オーシャンSを32.3-34.8の時計で勝ち上がり。
ペースが緩む中で瞬発力も問われる本番と直結しない勝ち方だったことは確か。
何故好相性?シルクロードSが高松宮記念と相性が良い理由とは…
オーシャンSが繋がらない=消耗戦が理由というロジックならば、逆に言えばある程度のペースで瞬発力問われたレースをチョイスすれば良い。
故に、上がり上位陣が33秒台の時計を出す、それでいて先行力も問われるシルクロードSはまさに本番さながらの舞台とも言える。
2018年の覇者ファインニードルは前哨戦のシルクロードSで、先行策から上がり3位33.9の時計で勝利し本番への好走へと繋げた。
このレースで問われるのは先行力、及び末脚というバランス的な要素なので、そのバランスを崩して走る馬は本番で好走できない。
レース自体が34-34という時計構成で本番に繋がるレース。そういったレースで上がり32秒台といったような派手な時計を出した後方待機勢は本番に直結しないので要注意。
今年で言えば、後方待機で上がり33秒台を繰り出したアウィルアウェイは危険信号?
1400Mだからこそ注意が必要?本番に繋がる阪急杯の時計構成
阪神開催の阪急杯は例年、繋がるレースと繋がらないレースがはっきりとしている。
ベストプラクティスとなるのはミッキーアイルが勝った2016年とコパノリチャードが勝った2014年。
ミッキーアイルが勝ち上がった2016年のペース配分は33.8-34.7。
コパノリチャードが勝ち上がった2014年のペース配分は33.8-35.8 。
1F長い距離で本番さながらの厳しいペースを演出して勝ち上がった二頭は本番でも結果を残した。
先行馬がこのレースをステップに本番に直結させるなら前半33秒台の時計が必要。
これが阪急杯の一つの基準。
【高松宮記念2020予想】前哨戦三重賞分析は…明日公開予定
今回の記事では【どういう基準で各前哨戦を見るか】といった形で記事を書いた。
では実際に今年の前哨戦をどういった判断をしていくかを明日公開予定の記事で示したいと思っている。
“過去は分かった。じゃ今年はどうなんだ?”
と言われればおっしゃる通り。
大事なのは今年。過去のデータアナリティクスはあくまで準備に過ぎない。
予想はここからが大事。
実際、今年の前哨戦を分析して本番好走する馬をどう判断していくか、その過程を通して高松宮記念の予想を構築していく。
明日公開の分析記事も是非、ご注目よろしくお願い致します。
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